2023年1月1日付で、NBRPニホンザルの特定准教授として上野博史さんが着任しました。
上野准教授より挨拶
1994年4月に獣医師免許を取得して以来、犬および猫といった伴侶動物における神経病の臨床・研究・教育に携わってきました。前任の酪農学園大学では伴侶動物のほかに展示動物の診断治療の依頼を受けることもありました。北海道らしい症例では全般発作を呈するヒグマのMRIおよび脳脊髄液検査を実施する機会を頂きました(上の写真は、麻酔覚醒を観察しているところです)。
ヒグマの大槽穿刺に関する既報は存在せず、私にとっても一生で一度であろう貴重な体験であったと思います (全身麻酔下のヒグマに大槽穿刺の準備をしているところです。キャップをかぶっているのが上野さんです。)。
本センターでは私にとって未知の世界である「霊長類の臨床」に挑戦します。着任から今日まで様々な研修を受けておりますが、人畜共通あるいは動物間の伝染病に対する意識の高さを感じております。皆様のお力添えを頂きながら、皆様にそして社会に貢献できるよう努力する所存です。今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
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