犬山キャンパスは、濃尾平野の北の辺縁にある小高い丘の上にあります。玄関を出て門に向かうと、眼下に平野が広がります。あいにくの雨で見通しは悪いですが、晴れた日には、遠く名古屋のビル群の光を眺めながら帰り道を下ります。
西を向くと、国宝犬山城、そして遠くは岐阜城や伊吹山も望みます。犬山の地名の由来は諸説ありますが、一つに、「小さな」山を指すというのがあるそうです。今は建物が多くて目立ちませんが、古くは、南から犬山方面を望むと、犬山キャンパスの丘など遠くから見ると似たような大きさの山が並ぶ中、犬山城がある小柄な岩山が目立ったことでしょう。
梅雨が明けると、晴れ渡る景色も恨めしい、茹だる暑さがやってきます。ヒトにもサルにも厳しい季節の到来です。
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