京都大学における霊長類研究の新体制について
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京都大学における霊長類研究の新体制について、京都大学より下記のとおり発表されました。ヒト行動進化研究センターは、R8年4月より、「ヒト行動進化研究所」として研究に邁進してまいります。
京都大学における霊長類研究の新体制について
―「ヒト行動進化研究所」及び「理学研究科附属霊長類フィールド研究センター」の設置―
1. 概要
京都大学は、本学が世界を牽引してきた霊長類研究の知見を継承し、国内外の霊長類研究を牽引するにふさわしい体制を構築するため、令和8年4月1日付で、新たに「ヒト行動進化研究所」(犬山キャンパス)及び「理学研究科附属霊長類フィールド研究センター」(吉田キャンパス)を設置いたします。
二つの新組織は、それぞれの研究手法の特性を活かしつつ、キャンパス単位で研究者を集約することで、研究の効率化を図るとともに、実効的なガバナンスを強化します。一方で、これら二つの新組織は、人類の進化の解明という共通の目的のもと、相互の連携を強固に保ちながら、更なる学内外のネットワークを通じて新たな学問領域を創出し、より良い社会の実現に向けて、研究成果を直接社会に還元することを設置の目的としています。
2. 設置の経緯と目的
本学は新たな体制で霊長類研究を推進する方針の下、令和4年4月に犬山キャンパス運営協議会を発足させ、約3年半に渡り議論・検討を進めて参りました。
その結果、研究の透明性と倫理性を高度に担保しつつ、霊長類研究を新たな段階へと発展させるため、そして、サル類の世界的研究リソースを最大限に活用する「実験的研究」と京都大学発の「フィールド研究」が持つそれぞれの専門性を深化させるためにも、キャンパスごとに組織を明確に分けた新しい体制が最適であるとの結論に達しました。
3. 新組織の役割
① ヒト行動進化研究所(犬山キャンパス)
脳・知性・身体を切り口にしたヒトの行動特性の進化的基盤を探求する基礎研究に加え、今後は、霊長類のiPS 細胞・ES 細胞等の新たな研究リソースの開発を行いつつ、サル類の世界的研究リソースを最大限に活用し、老化・精神疾患・感染症等に起因する社会課題の解決に資する医科学研究領域を新たに展開して参ります。
② 理学研究科附属霊長類フィールド研究センター(吉田キャンパス)
野生サル類の研究を通じて、ヒトの行動特性の解明を目指すとともに、ヒトとサルの共存を目指す実践的な研究を推進いたします。霊長類以外の生物を対象とするフィールド研究と連携を深めることにより、「新しい霊長類フィールド研究」の創出を目指します。






